自分の作業見積もりができないエンジニアは低スキルより敬遠される

お客様の要望に沿ってシステムを形にするのがシステムエンジニアの仕事ですが、仕事となると一人で完結させるのではなく、チームを組んで開発に従事することが多くなります。 プロジェクトチームに入るシステムエンジニアに求められるのは、スキルレベルが大事なのは間違いありませんが、それ以上に自分の作業見積もりができることです。作業見積もりのできないエンジニアは、スキルの低いエンジニアよりもチームの中では使いづらく、敬遠されることもよく聞く話です。 作業見積もりとは...

ワークライフバランスを意識できるソフトウェア企業を目指して

昨今では長時間労働などの働き方に対して、日本社会全体で変革を起こしていこうという流れが強まっております。残業時間についても、これまでの36協定で認められていた上限時間を撤廃し、100時間というラインで調整が進んでおります。 ソフトウェア業界は昔から長時間労働が問題になっている業界の一つですが「残業が多いと言われるシステムエンジニアの労働環境は本当に過酷なのか」でもご説明しているように、最近は残業時間も減少傾向にあります。...

バグ発生率は担当エンジニアの当事者意識の差で大きく変わる

システムにとってバグ(不具合)が発生しないことは大前提です。使い勝手の良さを考えることも大事ですが、それよりもバグを生まないことはもっと大事なことです。 システムが予期せぬ動作をしてしまうことで、お客様の業務が滞ってしまい、損害賠償を請求されるケースもあります。時にはそのバグが起因となり、人命が失われてしまうことだってありえるのです。 システムにとっての致命傷となるバグについて、担当エンジニアの当事者意識の違いによってバグ発生率が大きく変わるという話をしていきたいと思います。 絶対にバグが発生しないシステムは存在しない...

基本情報技術者などの国家資格は実務レベルで役に立つのか

基本情報技術者や応用情報技術者など、技術系の国家資格は多々ありますが、実際のところ開発プロジェクトの現場において役に立つことはあるのでしょうか・・ 答えとしては難しいのですが、あえて言うならば「実務レベルで役に立つことは少ないですが、持っていないに越したことはない」といったところでしょうか。 実務レベルでは経験がものをいう 基本情報技術者の資格を取得していようが、応用情報技術者の資格を取得していようが、現場で頼りになるのは多くの資格を持っているエンジニアではなく、経験豊富なエンジニアです。...

人手不足のIT業界でも新人エンジニアは開発案件に入ることすら難しい

IT業界でも早い会社では5月ぐらいには社内研修を終えて、新人エンジニアを本格的に開発プロジェクトに参画させようという動きが出てきます。ですがどの企業も頭を抱えるのが、新人エンジニアが入れるようなプロジェクトが見つからないということ。 社内開発を行っているソフトウェア企業であればこのような悩みはないでしょうが、客先常駐で稼動していることが多い場合、なかなか新人レベルのエンジニアはプロジェクトに入ることすら難しいものなのです。とは言っても、そのまま社内待機させるわけにもいきませんので、どうにか対応しなければなりません。...