お客様の追加要望は簡単には受け入れてはいけない

ビジネスはお客様の存在があって初めて成り立つわけですが、システム開発の現場でも、システムを求めるお客様がいるからエンジニアがものづくりを行います。 そしてお客様といえども、追加要望を簡単に受け入れてはいけません。エンジニアは優しい人が多いので、ついつい受け入れてしまいがちなので気をつけましょう。 追加要望は安易に「できます」の回答をしない システム開発の現場でよくもめるのが、お客様から「これできますか」と質問があり、安易に「できます」と答えてしまい、後に引けなくなって予算もないのに開発を進めなければならない事例。...

上手な変数名のつけ方。一見して用途を識別できるために

プログラムに欠かせない変数の存在ですが、変数名のつけ方一つでもプログラマーの性格や質が出るものです。変数名に「aaa」や「xxx」という名前をつける人はさすがにいないでしょうが、変数名は一見するだけで、どのような用途で使用されるのかが分かることが理想です。 ぱっと見て分かりやすいような、上手な変数名のつけ方の参考例について、ご説明していきます。 変数名には処理内容が分かる名前をつけるのが基本 まず変数名をつける際の基本中の基本ですが、変数名を見てどのような処理で使用するのかが分かるようにしなければなりません。...

システムの改修時に気を付けること(バグ対応・追加カスタマイズ)

どこもかしこもIT化が進んだ現代社会では、イチから新規でシステムを構築するだけでなく、既存のシステムに対して手を入れていく改修案件も多いです。そして新規システムの構築時と、既存システムに対するバグ対応や追加カスタマイズなどによる改修時では、求められる作業の質が変わってきます。 まずはじめに、同じバグ対応でも新規のシステムと、システム改修時で、どのような違いがあるのかを説明していきます。 バグ対応も新規と改修時では作業内容が変わってくる...

開発工程の中でもプログラミングが占める割合は2割程度でしかない

システム開発と聞くと、エンジニアがガリガリとプログラミングしているイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし実際の開発の現場では、全体の作業の総量に対し、プログラミングは2割程度の作業量でしかないのです。 まだまだ開発の現場を経験したことがないエンジニアの卵にとっては意外な真実かもしれません。それではシステムエンジニアは、その他の8割の時間で何をしているのでしょうか。 プログラミングの工程までに5割の作業が終了している...

システム開発におけるテスト工程の基本【実施する意味や要点】

数あるシステム開発の工程の中でも、お客様に納品する前の一番最後の工程となるのがテスト工程です。テストといっても単体テスト・結合テスト・総合テスト・受入テストなど、さらに工程を細分化することもできるのですが、このテストをしっかりと行うことで、質の高いシステムが納品できるのです。 テストもただやみくもに実施すればよいわけではなく、テストを実施する意味や要点をしっかりと理解してから行うことで、より作業の質が高くなります。今回は新人エンジニアにも理解できるように、テストの基本についてご説明していきたいと思います。 テストを実施する意味とは...

生産性の高いエンジニアになるには朝昼晩で作業内容を切替えよ

ITエンジニアが仕事をする上で意識すべき項目のひとつに生産性の高さがあります。開発にも予算があるため、生産性が高くなりシステム開発の効率が上がれば会社は利益が出ますし、逆に生産性が低く工数ばかりが膨らんでしまえば赤字になってしまいます。 それはたとえ派遣契約で稼働していたとしても同じです。生産性の高いエンジニアは重宝され、お客様から頼られるエンジニアとなります。 今回はエンジニアの生産性を高めるには、朝・昼・晩でやるべき作業内容を切替えるとよいという話をしたいと思います。 午前(朝)はできるだけ頭を使う作業を...