経験年数別!SEなら経験何年でどこまでの作業ができるのか

当たり前のことを言うようですが、SEとしてデビューしたての頃は、知識と経験が不足しているために、戦力としての頭数にさえ入ることはありません。SEは技術職のため、センス一つで仕事ができるわけではなく、経験を積み、努力していくことで、徐々にできる仕事の幅が広がっていくものです。

ではどれぐらいの期間でどんな仕事ができるようになるのか? という点に言及するなら、本人の仕事の取り組み方や努力によって変わってきますが、理想となる成長度合いのようなものはあります。そこでSEとしてデビューしてから、何年でどんな仕事ができるようになるのか、経験年数に応じた理想の成長度合いについて、ご説明していきたいと思います。

1年目 プログラミングとテスト

新人SEとしてデビューして、まず任される仕事と言えば、プログラミングと単体テスト。いわゆるプログラマーとしての仕事です。

まずは先輩SEから指示されるがまま、目の前の与えられた仕事に専念しましょう。たとえ失敗したとしても、失敗から学ぶものがあれば良いのです。覚えようという意識を持って仕事に取り組んでいれば、1年もすれば特定言語のプログラミングは難なくできるようになるでしょう。

学生時代の1年間と、社会人になってからの1年間では、後者の方がより成長スピードは速まるもの。とにかく1年でプログラミングと単体テストぐらいは任してもらえるぐらいのレベルになっておきたいものです。新人SEの成長については、こちらの「新人エンジニアがいち早く成長するために必要な思考・取るべき行動」を参考にどうぞ。

3年目 詳細設計

3年目までには、詳細設計を難なく書けるレベルには成長しているのが理想です。まだまだSEではなく、プログラマーとしての作業領域になりますが、この時期にしっかりとプログラミングについての知識を増やしておくことで、細部にまで気を配れる設計ができるSEへと成長するのです。

右も左も分からず、新人として入社したエンジニアの卵も、3年目にもなれば一人前のエンジニアです。常に先輩社員のサポートを必要とするのではなく、一人称で動ける一人前のエンジニアになることが求められます。
※参考記事「一人前のシステムエンジニアになるためには最低でも3年は必要

5年目 基本設計

20代の後半にもなれば、いよいよ本格的に”システムエンジニア”として飛躍する頃でしょう。システム開発の基本的な部分だけではなく、ある程度お客様業務も覚えていくことで、基本設計レベルの仕事に挑戦したいもの。

システム開発の工程で言えば、上流工程に位置する基本設計。上流工程を担当するということは、ミスしたときの影響範囲も広くなり、開発における責任も増してきます。より一層プレッシャーのかかる仕事になりますが、お客様との距離も近くなり、やりがいも感じられるという利点もあります。

7年目 要件定義や見積もり

システム開発の最上流工程と言ってもよい要件定義を上手にこなしていくには、システム開発の技術的な知見だけでなく、”業務知識”が求められます。業務知識は参考書などではなく、仕事をしていく中でしか身につかないスキルです。

また上流工程になればなるほど、”コミュニケーション力”も重要度を増してきます。お客様が何に困っており、何を求めているのかをヒアリングできる力がなければなりません。

お客様の業界の中でのスタンダードな業務の流れや、お客様先独自のイレギュラーな処理などは、しっかりとお客様と会話をしていかなければ把握することができず、要件定義での最適な提案というものはできません。SEとしてデビューして7年目にもなれば、コミュニケーション力や業務知識という点も磨いていきたいスキルとなってきます。

8年目でPLクラスのマネージメント

しっかりと自己の成長を意識しながら仕事に取り組んでいれば、新卒でソフトウェア企業に入社したとしても、30歳ごろにはSEとしての仕事は一通りできるようになるでしょう(もちろん会社側に成長できる環境があることも重要ですが)。

そして次はPL(プロジェクトリーダー)として、チームメンバーのマネージメントを覚えていきたいところです。時にはPMの補佐役としてチーム内の進捗管理をしたりするなど、マネージメント力を養っていきます。

10年目でPMクラスのマネージメント

チームリーダーとしてマネージメントの仕事を覚えたら、つぎはプロジェクトをマネージメントをしていく、PMの立場で活躍していきます。プロジェクトやメンバーの規模にもよりますが、20名ぐらいのプロジェクトであれば、10年目でもどうにかPMとしてやっていけるレベルではないでしょうか。

もちろんプロジェクトの規模が大きくなればなるほど、その管理も煩雑になり、トラブルの数も多くなります。PMとして経験を積んでいくことで、より大きなプロジェクトをまわせるようになっていきます。

技術者として活躍できるのは40後半がピークかも!?

PMとしての役回りにしろ、SEとしての役回りにしろ、開発の第一線で最も活躍できるのは、40歳後半ぐらいがピークではないでしょうか。50歳以降になってくると、どうしても若いSEと比較すると、行動力や吸収力といったものが衰えてきます。

50歳以降は、今までの経験をもとに、若いメンバーの支援や後継者の育成、お客様との調整役など、組織のために尽力するということが求められます。ただしそれも確固たる技術力やマネージメント力があってこそです。若いうちからしっかりとSEとしてのスキルを磨いておくことを忘れてはいけません。

おわりに

上記では理想のスキルマップのようなものをご説明してきましたが、成長のスピードは人それぞれです。本人の成長意欲が薄ければ、もう少しゆっくりとしたスキルマップになるかもしれませんし、PLやPMなどのマネージメントの仕事には就けないかもしれません。あくまで本人の努力や仕事の向き合い方次第といったところです。

もしITエンジニアとして成長したいという意欲があるのなら、今回ご紹介したような、成長の度合いを意識してみるとよいでしょう。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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