SEを目指すなら知っておきたい、IT業界で使用される専門用語集

どんな職業にも業界用語となる言葉がありますが、IT業界にも業界内で使用する特有の言葉が存在します。システムエンジニアを目指すなら知っておきたい、IT業界で使用されている専門用語について、ご紹介していきます。

人月・人日

人月(にんげつ)や人日(にんにち)とは、作業量を表すための単位のようなもの。「一つのシステムを作り上げるのに10人月必要になる」といった使われ方をします。

上記の例で言う10人月とは、一人のエンジニアが作業して10ヶ月かかることを意味します。もし10人のエンジニアが作業して1ヶ月で終わる場合も10人月と表現します。また2人のエンジニアが作業して5ヶ月で終わる場合も同様に10人月。

システムの構築費用は「エンジニアの月間単価 × 人月数」となりますので、こうした言葉で作業量を表すと、見積もりが容易になるのです。また工程を管理していく上でも、どの程度人手が必要になるかが明確になるメリットがあります。

人日とは月単位ではなく、日単位で表した作業量になります。

オンスケ

オンスケとはオンスケジュール(on schedule)の略語。開発プロジェクトとなると工程表(スケジュール表)をベースに各エンジニアが担当作業を進めていくのですが、オンスケと報告すればスケジュール通り、工程表上遅れが出ていないことを指します。

リスケ

リスケはリスケジュール(reschedule)の略語。工程遅れが発生してしまい、どうしても当初の開発スケジュールを見直さなければならない場合に使用します。先に説明したオンスケとは対義語に当たるような言葉ですね。

デフォルト

デフォルトとは金融業会では債務不履行という意味で使われますが、IT業界では最初から備わっている初期設定のようなものを指す言葉となります。「このPCにはデフォルトでoffice製品がインストールされている」といった使い方。

プロパー

プロパーという言葉も業種によって意味が変わってきますが、IT業界では”自社の社員”を指す言葉となります。

大手ベンダーの開発案件では、ベンダー社員に加えて複数の中小ソフトウェア企業のエンジニアが集まってプロジェクトチームを結成することになり、そうした場ではプロパーと協力会社というような区別のされ方をします。

インフラ

インフラは「基盤」という意味で、生活インフラといえば電気・ガス・水道などを指しますが、IT業界においてはソフトウェアを乗せる土台となる環境のことを指します。よってサーバー構築やネットワーク構築をする技術者のことを、インフラエンジニアとも呼びます。

SE・PGなどの職種

IT業界で働くエンジニアはITエンジニアと呼ばれますが、その中にはプログラマーやシステムエンジニア、カスタマーエンジニアなどのさまざまな業種が混在しています。

各職種については、こちらの「ITエンジニアという言葉に含まれる職業はこれだ(全7種)」をご覧ください。

オープン系

当社の事業内容ページでも”オープン系各種ソフトウェア開発”と記載しておりますが「オープン系とはいったい何なのか?」と思う人も多いはず。

オープン系という言葉の解釈は明確には決められておりませんが、業務系システム開発の中でも汎用機系以外の、クライアントサーバ型やウェブ系のシステムに使われる言葉です。オープン系システムと聞けば、昔ながらの開発環境ではなく、今どきの開発環境なんだと理解しておくぐらいで大丈夫でしょう。

オフショア開発

オフショア開発とは、システム開発の中でもプログラミング工程やテスト工程を海外に外注することです。システムの構築費用はエンジニアの人件費とイコールになりますので、人件費の安い海外にものづくりを外注することで、開発予算を抑える目的があります。

ニアショア開発

上記のオフショア開発では開発予算を抑えられるメリットがある反面、どうしても品質が劣ってしまうというデメリットが存在します。

ニアショア開発とは、日本国内の中でも比較的人件費の安い地域に作業外注する手法のことです。どうしても物価の違いから、東京と地方では東京の方が人件費は高くなります。だから沖縄などの人件費の安い地域に仕事を発注して、開発予算を抑えながらも、日本人が作業するという点で品質も確保するメリットがあります。

オフショアほど予算が抑えられることはありませんが、ニアショアも近年になって人気が出てきている開発手法です。

IT

ITという言葉は説明するまでもないでしょうが、「Information Technology」の頭文字をとった言葉です。日本語に略すと「情報技術」となり、コンピュータなどの先進技術を指す言葉。

ITの力によって従来の産業の構造を大きく変えることになり、仕事における生産性は格段に高くなりました。

ウォーターフォールモデル

ウォーターフォールモデルとは、システム開発を進める上で最も利用されている開発手法のこと。「要件定義」→「設計」→「プログラミング」→「テスト」というように、上流の作業フェーズをこなしながら、下流の作業フェーズに移っていきます。

永らくはシステム開発といえばウォーターフォールモデルが一般的でしたが、近年ではアジャイル開発などの新たな開発手法にも注目が集まっています。
※「ウォーターフォールモデルは衰退しアジャイル開発が主流になる日が来るのか」参照

ビッグデータ

ビッグデータは昨今になって話題を集めている旬なIT用語です。無数の情報の集まりをビッグデータと表現します。

情報には価値があるという考えのもと、ビッグデータを使用することで、新たな業務改善の方法や、社会的情勢の変化を見つけることができます。昨今ではビッグデータ関連の開発案件というのも、東京を中心に広がっているようです。

OS

OSとは「Operating System」の頭文字をとった言葉。コンピュータの最下層に位置するソフトウェアで、コンピュータ全体を管理・制御する働きをします。”Windows”や”Mac OS”あたりはOSの中でも有名どころですね。

クラウド

10年ほど前からクラウドという言葉が盛んに持ち上げられるようになりました。従来であればデータを保管するのは自前のPCデバイスの中か、自社サーバー内でしたが、クラウドの技術はこの概念を一掃しました。インターネット上にデータを保管して、必要なときに必要な情報をネット上から抽出できることがクラウドの概念です。

クラウドを利用した開発案件も増加しています。

 

おわりに

以上、ざっとですがIT業界で使用される用語についてまとめてみました。どれもシステムエンジニアを目指すのであれば知っておきたい言葉たちです。

すぐに言葉が出てこなくとも、単語を聞けば「あ、あのことね」と思い出せるぐらいになっておくとよいでしょう。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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