ITエンジニアという言葉に含まれる職業はこれだ(全7種)

ソニー生命保険が公開した「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」では、男子中学生の将来なりたい職業として、ITエンジニアが1位になったことが話題になっています。

昨今ではIT系技術者に対する注目度が高くなってきたのか、将来なりたい職業としても年々人気が上がってきております。しかしITエンジニアとは職業名ではなく、IT系技術職の総称を指す言葉なのです。今回はITエンジニアに含まれる各業種について、ご紹介していきましょう。

システムエンジニア(SE)

ITエンジニアの中でも、最も代表的な職種がシステムエンジニアでしょう。

システムエンジニアの仕事は、お客様の要望をシステムとして実現するための仕組みを考えることです。お客様の要求を分析し、どのようなシステムを構築するのが一番お客様にとって良いのか、要件を固めて仕様を決めていきます。

システムの仕様は設計書に落とし込み、プログラミングをする”ものづくり”の工程はプログラマーに渡します。システム開発のうち、上流工程を担当するのがシステムエンジニアです。

またシステムエンジニアの中にも、業務系の開発を得意とするエンジニアや、制御系の開発を得意とするエンジニアなど、さらに細かく分類分けすることもできます。それぞれのエンジニアに必要な要素は「制御・組込み系エンジニアに必要なもの、業務系エンジニアに必要なもの」にてご確認ください。

プログラマー(PG)

先にも説明した通り、システムエンジニアが用意した設計書にもとづいて、プログラムを組んでいくのがプログラマーの仕事。システム開発では下流工程を担当します。

VB、C言語、JAVAなどのコンピュータ言語を理解する能力が必要になります。

システムエンジニアになるには、だいたいプログラマーからスタートするのが一般的。さまざまな経験を積んでいくことで、技術者としてできることの幅が広がり、システムエンジニアとして成長していくのです。

システムエンジニアとプログラマーの違いについては「プログラマーとシステムエンジニアの違いについて」をご覧ください。

Webエンジニア

主にウェブ制作会社などに所属し、ウェブサイトの構築を得意とするエンジニアはWebエンジニアと呼ばれます。Webエンジニアにも明確な定義などはありませんが、Webサイトの設計は業務システムとは違い、処理フローなどを考慮することがないため、先のシステムエンジニアとは区別されることが多いのです。

主要な言語としてはHTML、CSS(スタイルシート)、JavaScript、PHPなど。近年ではWebの発展に伴い、求められるスキルレベルも10年前より格段に高くなってきています。

Webエンジニアの中でも、デザインやマーケティング的な知識も持ち合わせていると重宝されます。

ネットワークエンジニア

現在のシステムは過去のようにホスト機が単体で動くわけではなく、webシステムやクライアントサーバシステムなど、サーバとクライアント機がネットワークでつながれた状態で稼働するのが一般的。

サーバにしても一台設置すれば事足りるわけではなく、DBサーバやアプリケーションサーバなど、複数台で構築されます。そうなると各マシンを接続するためのネットワーク設定が必要となり、こうしたネットワークの技術的な問題に対応するのがネットワークエンジニアです。

そしてただネットワークで繋げることだけを考えるわけではなく、安全面を意識したセキュリティのことや、通信速度を考慮して最適化されたネットワークの仕組みを考える能力も必要になります。

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、業務系システムでは必須となるデータベースを構築するエンジニアのことです。

データベースとはデータを格納しておく箱のようなもの。OracleやSQL Serverは有名どころですが、その他にもDB2やHiRDB(日立系のシステムで使用されるDB)などがあります。

データベースを構築するにも、データを格納するための容量をそれぞれの箱単位で決めておかなければならなかったりと、専門的な知識が必要になります。構築を雑に行ってしまうと、データベースにデータが入りきらなくなって、お客様の業務をストップさせてしまう事故に発展することにもなりかねません。

特に最近では大容量のデータを扱うビッグデータ関連の開発も盛んで、腕の良いデータベースエンジニアが活躍する機会も増えてきています。

DBエンジニアを目指すなら、Oracleマスターのような資格を取得していると良いでしょう。

インフラエンジニア

インフラとは infrastructure(インフラストラクチャー)の略であり、基盤のことです。IT系で言うところのインフラエンジニアとは、サーバーの機器構成を考えたり、ミドル層のアプリケーションを導入するなど、縁の下の力持ち的な役割を果たします。

インフラエンジニアが用意した環境に、開発系のシステムエンジニアが構築したシステムを導入するイメージです。コンピュータ自体の制御など、より原始的なITスキルが求められます。

先に説明したデータベースエンジニアやネットワークエンジニアもインフラエンジニアとして分類されることもあります。

カスタマーエンジニア(CE)

カスタマーエンジニアはコンピュータの設置や保守、修理を行うエンジニアのこと。

これまでご紹介してきたエンジニアがソフト寄りなのに対し、カスタマーエンジニアはハード寄りのエンジニアと言えます。そのためコンピュータ機器自体の知識が求められる職業です。

システムトラブルといっても、その要因はプログラム不良やネットワーク接続など多岐にわたるのですが、もし機器自体の消耗や故障などが原因であればカスタマーエンジニアの出番となります。

 

おわりに

ITエンジニアと言っても、これまでご紹介してきたように、さざまざまな職種が含まれているのです。それぞれがそれぞれの分野に特化したエンジニアであり、ひとつのシステムは各分野のエンジニアが力を合わせて構築していくのです。

もしコンピュータをいじったりするのが好きならインフラエンジニア。プログラムを組むのが好きならシステムエンジニアというように、自分の興味のあるものから、どんなエンジニアを目指すのかを考えていくとよいでしょう。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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