システムエンジニアなら取得しておきたい情報系国家資格

システムエンジニアを目指しているなら、もしくはシステムエンジニアとして仕事をしているなら、情報系の資格は取得しておいて損はないでしょう。

そこでSEなら取得しておきたい情報系の資格について「実際取得しているとどういった印象を持たれるか」ということまで含めてお話ししていきたいと思います。

※資格と言うとベンダー系の民間資格と国家資格の2種類に分けられますが、今回は社会的信用度の高い国家資格に限定して話をさせていただきます。

ITパスポートはそこまで取得する必要なし

情報系の資格のうち、一番取得難易度の低い資格がITパスポート。”iパス”という略称で呼ばれることもあります。
※前身は「初級システムアドミニストレータ」

業界未経験者が情報処理を学ぶための取っかかりや、ソフトウェア企業の営業職が手始めの知識を得るために取得していたりします。

ただSEとしてITパスポートの資格が必要かと問われれば「そこまで重要ではない」と言えるでしょう。正直あまり評価されることはありません。

個人的にはITパスポートの勉強をするよりも、いきなり基本情報の勉強からスタートした方がよいと思います。ましてや情報系専門学校の二年課程を選択している学生であれば、基本情報の受験は1年に2回しかありませんので、なおさら基本情報からスタートするべきです。

ちなみにITパスポートはCBT(Computer Based Testing)方式というコンピュータを利用しての受験が可能になりましたので、気が向いたときに随時試験を受けることができるのは利点でもあります。

せめて基本情報技術者は持っておきたい

基本情報技術者は世のITエンジニアにとってもメジャーでスタンダードな試験です。”基本”という名称がつけられているぐらいですから、システムエンジニアならばせめて基本情報ぐらいは取得しておきたいところ。
※前身は「第二種情報処理技術者」

現役SEのスキルシートに「基本情報取得」と記載があれば「まぁまぁ」といった評価でしょうか。ただ新卒での就職活動時、既に基本情報を取得しているということであれば、良い印象で受け取ってもらえると思います。

情報系資格はベンダー系試験も含めるとその数も豊富ですが、とりあえずは基本情報を取得してから、他の資格も挑戦するのがよいでしょう。

応用情報技術者でようやく高評価

基本情報の上に位置する資格が応用情報技術者。
※前身は「ソフトウェア開発技術者」「第一種情報処理技術者」

資格取得の実績として応用情報技術者ぐらい取得していると、ようやく「しっかりと目標に向かって努力のできる人だ」と、高評価を受けられるレベルになります。

受験者数に対する合格率も15%程度ですので、しっかりと努力しなければ合格はできません。基本情報も合格率は15%強ですが、基本情報は合格見込みの薄い学生もとりあえずの試験として受験するため、基本情報よりはるかに難易度は高いと思います。

その他の上位資格は尊敬レベル

いわゆる情報系資格のなかでも高度試験と呼ばれる分野ですが、2019年7月時点では、以下の9つの試験があります。
※試験実施は情報処理安全確保支援士試験を除いて年に1回

  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

これらの試験は応用情報技術者までの午前・午後問題だけではなく、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱと四つの分類に分かれ一日がかりの試験となります。さらに試験によっては論述式の問題も含まれるため、実務経験の乏しい学生にとっては、まず取得は難しいでしょう。

現役SEでもそうそう簡単には合格できないので、これら高度試験を取得していると、尊敬されるレベルになると思います。

何の試験を選べばよいのか

ここまで高度で難易度の高い資格に挑戦する技術者であれば、自身の目標も明確にしているはずですし、自身のキャリアプランに見合った試験を受験するとは思いますが、一応何の試験を選べばよいのか・・ということを参考程度に。

【よりエンジニアとして技術レベルを高めていきたいなら】

  • システムアーキテクト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験

【DBの領域を強みにしていこうと思っているのなら】

  • データベーススペシャリスト試験

【ネットワーク技術者として市場価値を高めていくなら】

  • ネットワークスペシャリスト試験

【PMとして大きな仕事を回していきたいなら】

  • プロジェクトマネージャ試験
  • ITサービスマネージャ試験

【ITコンサルとして能力をつけていくなら】

  • ITストラテジスト試験
  • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

といったところでしょうか。

システムエンジニアとしてだけではなく、ITエンジニアとしてどういった道を歩みたいのかによって、試験の目標を立てていきましょう。

 

おわりに

情報系の資格については、いろいろな考え方はあれど、やはり取得しておくに越したことはありませんので、無資格の方はまずは情報処理技術者試験から挑戦してみるとよいでしょう。

ちなみに資格の持つ有用性に関しては以下の記事をご覧ください。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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