社内研修を終わらせた新人エンジニアが続々と実務プロジェクトへ投入される時期になりましたが、客先常駐案件の場合、まずは客先面談をパスしなければプロジェクトに参画することができません。例に漏れず当社でも4月入社の新人エンジニアが客先面談を行っている最中です。
今回は新人エンジニアが初めての客先面談の際にアピールすることや、注意すべきことについて、当社でも意識していることをお話していきたいと思います。
肝心なのは元気よく、明るく
客先面談の際には、今まで経験してきた中で培ってきたスキルについて問われるのが普通ですが、新人エンジニアなので経験があるわけではありません。そこで何が大事かと言うと、やはり新人ならではの元気のよさと明るさでしょう。
プロジェクトに入れば、チームに入って先輩エンジニアに指導を仰ぐことになります。そうして新人エンジニアにはどんどん新しいことを覚えていってほしいわけですが、弱気で暗い子よりも元気で明るい子の方が、前向きに仕事に取り組んでくれそうな感じがしませんか?
もちろん元気で明るいからといって能動的に動けるとは限りませんが、結局のところ面談は印象が大事になってきます。無いスキルをアピールするわけにもいきませんので、まずは人間性を評価してもらうことを第一に考えましょう。
声を出して、はきはきとしゃべる
話している内容は同じでも、声の出し方ひとつで印象は変わるものです。
元気で明るい雰囲気を演出するには「しっかりと声を出して、はきはきとしゃべること」が大事。聞き取れないぐらいの小声で喋ってしまうと、どうしても元気がなさそうに見えてしまいます(あまりにも大きな声を出すのも問題ですが・・)
迷うことなく言い切る
返答に困った場合「・・のような感じで」や「・・だと思います」のように、含みを持たせたような言い方をするのではなく、「・・です」と言い切ることも重要なポイント。こうして言い切ってしまうことで、自信を持っている印象を与えることができます。
技術研修では品質と工程の大事さを学んだことをアピールする
システムエンジニアやプログラマーといった職種ですから、どの会社も研修中には技術教育をしていると思います。新人エンジニアは経験が無い分、技術的なことで話せることは研修の内容ぐらいです。
技術研修では主にプログラミングを中心として学んでいることでしょうが、ただ言語を覚えたことをアピールするのではなく、工程を守りながらも品質を確保することの大事さを、研修を通して学んだと主張するとよいでしょう。
もちろんそのためには、品質と工程の大事さを学べるようなカリキュラムにしなければなりませんが、これらはより現場で求められるSEとしての意識レベルになりますので、しっかりと研修期間でその大事さを理解していれば相手の反応も変わるはずです。
※ちなみに当社の研修プログラムは「新入社員技術研修について(2017年度の方針)」をご覧ください。
受け答えが詰まって沈黙するのはNG
新人エンジニアの面談で一番いけないのは受け答えに詰まってしまい、沈黙が続いてしまうことです。
まだまだ社会に出て数か月ですから、どうしても分からないことが多く、面談中に投げられる質問の意味を理解できないこともあると思います。そうした時は無理に答えようとして考え込むのではなく、はっきりと「分かりません」と伝えた方がよいです。
さらに「勉強しておきます」という一言も付け加えることができれば、なおさら評価は高くなります。
面談の練習は事前にしておきましょう
新人エンジニアにとっては初めての面談になり、自分とは年の離れた人が面談相手になるわけですから、緊張度合いも高くなってしまいます。だからこそ、しっかりと話すべきことを話せるよう、事前に想定問答を用意して練習しておきましょう。
事前にシミュレーションしておくだけでも、いきなり本番をこなすよりも落ち着いて受け答えができるはずです。事前練習も一回で終わらせるのでなく、反復して行うことで、受け答えも記憶に定着してくるものです。
おわりに
緊張しやすく面談が苦手というエンジニアは多いですが、まずは「元気に明るく」という点など、今回ご説明したようなことだけでも意識しておくとよいでしょう。
面談は自分を売り込むためのプレゼンです。ぶっつけ本番ではなく、しっかりと事前練習を行い、自信をつけた上で臨むことが大事です。
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