ITエンジニアのスキルシートは業界内での標準フォーマット化を希望する

ITエンジニアが今までにどんな案件に従事してきたのかを証明するスキルシート。技術経歴書とも呼ばれるスキルシートは、転職時や客先面談の際には必須となる重要な資料です。

記載内容を確認すればその技術者がどのようなスキルを持っているのかが分かる便利なものですが、会社ごと、個人ごとにフォーマットが異なるため、毎回どこに何が書かれているのかを確認するところから始めなければなりません。個人的にはIT業界で標準フォーマット化されることを希望します。

スキルシートを標準フォーマット化することで生まれるメリット

経歴をぱっと見で判断できる

まず標準フォーマットにすることで、経歴をぱっと見で判断できるようになり、作業効率が上がります。

スキルシートはだいたい作業区分や担当フェーズ欄には1~9などの数字が記載されており、経歴書の下に「1:要件定義、2:基本設計、3:詳細設計、4:プログラム」といったように、番号と紐付けできる内容が記載されていることが多いです。ただこの番号の割り振りは会社によって異なります。

つまりエンジニアの所属会社が違えば、番号が意味する工程や作業内容も異なってきます。いちいち番号と内容を照らし合わせながら確認していくしかありません。

その他にも取得資格の有無や最寄り駅なども含め、標準フォーマットとして記載場所が決められていれば、一見しただけで技術者の情報が入ってきます。

自社フォーマットに書き写す手間が省ける

パートナー企業のエンジニアを動かすことも多いIT業界。場合によってはお客様へスキルシートを提出する前に、自社フォーマットの様式に書き写すこともあります。記載の内容は同じで、フォーマットだけ変更するわけですから、単純に手間でしかありません。

これも標準フォーマットがあれば、無駄な手間が省け、空いた時間で別の生産性の高い作業を行うことができるでしょう。

フォーマットで所属会社を判別できなくなる

ある程度いろんな会社のスキルシートを見るようになってくると「このフォーマットはあの会社だろう」と予測がつくようになってきます。

エンジニアの所属企業の予測がつくことで、営業相手となるパートナー企業を通り越して、お客様が所属会社と直接取引するような事態が生まれてしまいます。しっかりと信頼関係を築いていれば、このようなことは起こらないかもしれませんが、関係が希薄だと商流を飛ばされてしまいます。

取引にいたらずに、売上げも上がらなければパートナー企業の営業をしている意味もありません。こうしたリスクも標準フォーマットであれば回避できるでしょう。

希望はするが標準フォーマット化はなかなか難しい

ここまで技術経歴書を標準フォーマット化することのメリットを述べてきましたが、現実的には標準フォーマットが浸透することはないだろうなと思います。

まず誰が音頭を取って標準化を進めていこうか・・という話になりますし、無数にあるIT企業を取りまとめるのは簡単なことでありません。なにより標準フォーマット化に成功したとしても報酬が出るわけではありません。そうなるとメリットは分かっていても誰がやるの? となってしまうわけです。

まずは仲間内からスタート

標準フォーマットで作業を簡略化したいのでれば、山のようにあるIT企業の中でも、仲の良いとでも言うのか、比較的取引の多い企業と一緒になって進めていくとよいでしょう。

取引の量が多いのも、仕事に対する価値観が同じことが多いため、わりと標準化するにはやりやすいのではないでしょうか。

 

おわりに

スキルシートが業界内で標準フォーマット化されればいいのに・・という希望を思わず語ってしまいましたが、今回ご紹介したように、確実にメリットはあるはずです。

しかしメリットがあるとは分かっていても、標準化の流れがくることはないでしょう。当社としても今すぐどうにかするわけではありませんが、今後業界内でもスキルシートを標準フォーマットにして業務改善しようという声が大きくなってくるのを願っております。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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