就職活動も解禁になり、学校へ出向き会社説明会をすることも多くなってきましたが、質問の時間を設けますと「内定が決まってから入社までには、何をしておいた方がいいですか?」という質問を頂くことが多いです。

会社によって考えはそれぞれだと思いますが、今回は当社の場合のやっておいてほしい2つのことについて、ご説明していきます。

学生時代だからこそできることを大事にしてほしい

過去のあのときに戻りたいと思ってもできないように、時間は巻き戻すことはできません。だから新社会人として入社するまではそれほど会社のことを考えるでもなく、学生時代だからこそできることを大事にしてほしいと思っています。

そのため会社説明会において「入社までにやっておくべきこと」を聞かれても、以下の2つのことを回答としています。

1.最後の学生生活や長期休暇を満喫してほしい

学校は会社を辞めて再度入学することもできますが・・そういう想定は無しとして、多くの場合は最後の学生生活を送る1年となるはずなので、残りわずかな学生生活を満喫してほしいと思っています。

満喫といっても遅刻や欠席をして遊びほうけてよい、というわけではなく、しっかりと授業を受けて学び、放課後には友達と遊びに行ったりと、今まで通りの生活をしてください。もちろん卒業課題などの制作に熱中しているのであれば、そこに思う存分力を使ってください。

社会人生活と学生生活では質が異なります。社会人生活が始まってしまえば、これまでのような学生生活は当たり前ではなくなってしまいますので、しっかりと最後の学生生活を楽しんでいただき、思い残すことや後悔することがないようにしてほしいです。

長期休暇も楽しみましょう

学生時代には夏休みや春休みなどの長期休暇があります。対して社会人では長期休暇を取得するのは容易なことではありません。取得できたとしてもゴールデンウィークや年末年始、お盆の時期ぐらいで、どこに行っても込んでいます。

長期の旅行に出かけるなり、趣味に没頭するなり、学校のことや会社のことも忘れて思う存分楽しみましょう。夏休み前に内定を決めてしまった学生はなおさらですね。

2.友達をつくりましょう

わざわざ意識することではありませんが、学生の頃は自然と友達ってできますよね。ですが社会人となるとなかなか友達はできません。

取引先の人と食事をすることはあっても、それは利害関係が前提にあるから生まれる付き合いですし、社内の人間関係であっても、上司や部下という関係性もあり、友達という関係性にはなかなか至りません。腹を割って話せるのは同期入社ぐらいの子ではないでしょうか。

見返りを求めなくても、無条件で一緒にいたい・助けてあげたいと思える友達を作るのは、社会に出てからは難しいもの。だからこそ学生時代に友達と呼べる存在を作っておきましょう。たとえ業種は違っても、何か困ったときに助けてくれる友達がいれば、その後の人生においてきっといいことがあるはずです。

入社前に課題などを与えることはありません。

逆に内定が出てから入社前までに無理してまでやらなくてもよいことについて・・

当社はソフトウェア開発を生業としていますので、入社予定の子はシステムエンジニアやプログラマーといった技術職を希望しています。そうすると入社前までに「JAVAをしっかりと勉強したほうが良いのでは」とか「システムのひとつぐらい作れるようにならなきゃ」と不安を抱えることも多いでしょう。

ですがご安心ください。当社では入社後に3ヶ月の社内研修期間を用意していますので、技術力はその期間で磨いていただくことになります。それに研修終了後に開発プロジェクトに参画すれば、嫌でも技術力は伸びていきますので、学生時代からみっちりとお勉強させることはありません。

会社によっては内定を出した学生に対し、テキストや課題を与えて勉強させることもありますが、当社ではそのようなことはしておりません。先にお話した「学生時代を楽しむこと」や「友達を作ること」の方がよっぽど大事だと思っていますので、それらを入社前の準備運動と考えてもらえれば大丈夫です。

 

おわりに

学生から社会人になるということは、中学校から高校、高校から大学へ進学するのとは違い、長い人生の中でも別のステージに入ることになります。

とは言っても入社前から気負っていては、やる気も持続しませんし、それだけで疲れてしまいます。ここまでご説明したのはあくまで当社の考えですが、学生時代最後の1年は思いっきり満喫し、友達をつくり、後悔を残さないような生活をしていただくことを当社ではお願いしております。



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