ウェブ制作会社はホームページの制作だけでは生き残れない!?

IT業界の中でも業務系システムや機械制御の開発といった分野だけでなく、ホームページ制作を主な業務としているウェブ制作会社が存在します。

インターネットの黎明期に比べて現在はウェブでの集客も活発になっており、ますますニーズの高まるウェブ制作会社ですが、今後は主力事業であるホームページの制作だけでは生き残れないかもしれません。

続々と登場する無料ホームページ作成サービス

自身の会社なり店舗なり、ホームページを持とうと思えば、かつてはウェブ制作会社に数十万、数百万の費用で制作を依頼するしかありませんでした。しかし現在では無料でホームページが作成できるサービスが増加しており、ホームページの用意の仕方も多様化しております。

少々の手間はかかりますが、自前で、かつ無料で作成できることは、かつての概念からすると非常に革新的なサービスです。いまだにこうしたサービスを知らないがゆえに、高い費用を払ってウェブ制作会社に依頼する企業もありますが、知っておいて損はありません。もちろんウェブ制作会社に高い費用で依頼するにはそれなりの価値もあるわけですが、知見がないために選択肢が狭まってしまうのはもったいないことです。

WIXやJimdoといったサービスを利用したウェブサイトを見かけることも多くなってきました。どんな無料サービスがあるかは、外部サイトになりますが”WEBさえ”さんのページにまとめられていたので、こちらの「無料のホームページ作成ツールを14個も!もう制作会社を頼らない。」を参照ください。

WordPressの登場でホームページの自社運用が容易に

近年では無料で使用できるオープンソース、WordPressを利用してホームページを制作することも多くなりました。実際に当社のウェブサイトもWordPressを利用しています。
※「ホームページをリニューアル(ホームページビルダーからwordpressへ)」参照

ウェブ制作会社もWordPress利用プランといったものを打ち出すようになりましたが、サーバーやドメインといった知識が少しでもあれば、自前でウェブサイトを構築するのも難しいことではありません。

またWordPressの特徴としては、ブログを書くようなイメージでコンテンツを生成していくことができますので、その後の運用も容易に行えるのは嬉しいポイントです。

中小企業のウェブサイトであればそこまで費用をかけなくても・・

大企業のコーポレートサイトや、新商品のPRサイトであれば、これまでご説明してきた無料ホームページサービスを利用するのは得策ではありません。イメージ戦略の一環としてビジュアル面で優れたウェブサイトを持ちたいなら、必ず信頼のおけるウェブ制作会社に依頼しましょう。

ただし個人サイトや中小企業であれば、そこまで高い費用をかけてまでホームページを作成するメリットが無いような気もします。そもそもホームページの役割は認知、集客、ブランドイメージの構築などが主です。中小企業なら集客もウェブからというより日々の営業活動によって成り立つものですし、確立するブランドイメージも特に無いことが多いでしょう。

今の時代、さすがにホームページを用意しないわけにはいかないでしょうが、無料サービスやWordPressで作成したサイトで十分ではないかと思ってしまいます。

現代のWeb運用はコンテンツに重きをおくようになってきた

最近はGoogleをはじめとした検索エンジンの精度が格段に上がってきたことから、コンテンツに重きをおいたウェブサイトが目立つようになってきました。その流れでホームページにも雑多なスタッフブログのようなものではなく、お役立ち情報のようなコンテンツを並べることが多くなってきました。

先にも述べた大企業のコーポレートサイトや新商品のPRサイトでもない限りは、そこまでビジュアル面は重要ではなくなってきたのです。ホームページにあるコンテンツを通して、ユーザーに伝えたいことが伝わるということこそが、中小企業のホームページ運用にとっては一番重要なことなのです。

ウェブ製作会社はマーケティングもサービスに含めないといけない

だいぶ前置きが長くなってきましたが、ここまでご説明してきたような背景があるからこそ、ウェブ制作会社はただホームページを作るだけのサービスでは、今後仕事を受注するのが難しくなっていくでしょう(世の中大企業よりも中小企業のほうが圧倒的に数が多いので)。

だからこそホームページ制作以外のプラスアルファの部分、コンテンツを中心としたウェブマーケティングもサービスに含めていかなければならないでしょう。自前でWordPressを利用したとしても、どう運用していってよいのか頭を悩ませる企業は多いと思いますので、マーケティングの方法を教授してもらえるのであれば、ウェブ制作会社に依頼する意味が出てきます。

そのためウェブ制作会社もお客様とエンジニアの間に立って仕様を決めていくディレクターには、Webマーケティングの教育を行いながら、お客様によりよい運用の提案を行えるように育てていかなくてはなりません。そうすればコンサルレベルや、運用案件も継続して依頼が来るかもしれないですし、リニューアルなどの次期開発も受注できる可能性が高くなります。

 

おわりに

かつてはHTMLだけで作られていたウェブサイトも、さまざまなスクリプトやPHPを利用するなど、技術面でも複雑化しております。ただしそれら技術面の苦労が無料ホームページ制作サービスやWordPressで代用できるようになった今、Webマーケティングのサービスをウリにしていかないことには、ウェブ制作会社が今後生き残っていくのが難しいのかもしれません。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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