どんな仕事においても”喜び”や”やりがい”を感じる瞬間がなくては、楽しんで仕事をすることができません。そこで今回はシステムエンジニアが仕事中に喜び・やりがいを感じる瞬間をご紹介していきたいと思います。

お客様に感謝されたとき

まずは何と言ってもお客様から感謝されたときです。

システムエンジニアの仕事の本質はシステムを作ることではなく、システムによってお客様の困りごとを解決したり、作業効率を上げることです。独りよがりのシステムではなく、しっかりとお客様のことを第一に考えたシステムを構築することができれば「ありがとう」と感謝の言葉をいただけるはず。

「おかげさまで仕事がはかどるようになりました」や「システムの導入で全体の生産性があがって助かります」という言葉とともに感謝されれば、今までの苦労も報われるもの。お客様に寄り添ってシステムの仕様を考えてきたからこそ、味わえる喜びでしょう。

プログラムが想定どおりに動いた瞬間

難しいロジックを考え、プログラミング言語でソースコードに落とし込む。そしてそのプログラムが想定した通りに動いてくれた瞬間は嬉しいものです。あくまで自己満足でしかないかもしれませんが、こうした小さな喜びも大事です。

余談にはなってしまいますが、当社の理念のひとつに「楽しく仕事をする」という言葉があります。世の中の社会人全員が楽しんで仕事をしているわけではないでしょうが、案外気の持ち方ひとつで仕事は楽しくなるものだと考えています。

上記のように自分で組んだプログラムを実行して、想定どおりの動作をして喜びを感じるのはとても小さなことですが、こうした気持ちを多く持つことが、楽しく仕事をしていく上で大事な思考なのです。

自分の成長を感じられたとき

システムエンジニアは技術職です。新米エンジニアの頃は自分ができること、担当できる範囲も限られているでしょうが、それなりに経験を積めば、できることの幅も広がっていきます。

新米としての1年目はテスト工程やプログラミングといった、システム開発の中でも初歩的な仕事を任されることが多いでしょうが、初めての実務ではいろいろと手間取ってしまい、時間も多くかかってしまいます。しかし2年目にもなれば1年前の自分よりも作業スピードも速くなり、生み出すバグの数も減っていることを、身をもって感じ取れるはず。

そして3年目にもなれば詳細設計を書けるようになったり、基本設計を書けるようになったり、難しいSQL構文を組めるようになったりと、エンジニアであれば日々成長を感じる瞬間が訪れます(逆に成長を感じないようではまずいですが・・)。

こうしたエンジニアとしての成長を感じられたときが、喜びを感じる瞬間でしょう。

無事に開発プロジェクトが終わりを迎えたとき

開発プロジェクトともなれば、複数のエンジニアが集まってシステムを構築していきます。各エンジニアには担当作業が割り当てられ、工程表がしかれますので、無事にお客様のもとにシステムを納品できるように着々と作業を進めていくことになります。

納品までにはいくつもの困難にぶち当たることもあるでしょう。それでもプロジェクトのメンバーが一丸となって情報を共有しながら、助け合いながら、よりよいシステムを構築するために奮闘していきます。

無事にシステムを納品をして、開発プロジェクトが終わりを迎えたときは、安堵感や達成感がこみ上げてきます。このときの喜びはひとしおです。

過去に自分が構築したシステムを街で見かけたとき

長年エンジニアとしてシステム開発に携わっていると、過去に自分が構築したシステムを街中で見かけることもあると思います。

ATM端末の開発に従事していればコンビニや銀行でATMを利用するとき、車載系開発に従事していれば街中を走る車を見かけたときなど、シチュエーションはさまざまではありますが、実際に自分が手がけたものが社会を動かしていると感じられるのは非常に嬉しいもの。

自分が得意とするシステム構築という武器を生かして、社会貢献ができるという点も、喜びややりがいに直結する要素となります。

 

おわりに

これまでご紹介してきたように、システムエンジニアはさまざまな場面で喜びややりがいを感じられる職業です。

もしSEでも普段から喜びややりがいを感じられないような人は、「システムをつくる」ことだけを目的としてたり、「コンピュータが好き」という理由だけでSEをやっていませんでしょうか。それらだけでは仕事を楽しめないでしょうから、今回ご紹介したようなことを頭に入れておくと、今よりももっと仕事が充実してくるかもしれません。

 



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