分からないことは本で調べるか、ネットで調べるか、どっちが効果的?

私たちシステムエンジニアという職業は、技術的な知見が広く深く求められる職業です。そのため新人エンジニアとしてデビューしたての頃は、分からないことも多く、調べ物をする機会も多くなることでしょう。

そこでどんな会社でも問題になるのが、「参考書で調べるか、インターネットで調べるか、どっちが良いのか問題」。どちらの主張にも言い分はあると思いますが、それぞれのメリットなども含めて、個人的な見解について、お話させていただこうと思います。

参考書で調べることのメリット

手間をかけて調べることで記憶に定着する

インターネットなんてものがなかった時代には、自分で調べ物をする場合、頼るべきものは参考書籍でした。例えばJavaの関数が分からなければ、Javaの参考書で関数の一覧を調べたり、DBの構築方法が分からなければ、DBに関する専門書片手に、不明点を調べながら作業をしていたのです。

インターネットと違い、便利な検索機能はありませんので、自分が知りたい情報が何ページに掲載されているかを、目次を頼りに探していました。せっかく該当ページを見つけても、記載の内容が薄かったりすると問題解決できずに、別の参考書を引っ張り出すこともあります。

上記の流れを想像すれば分かると思いますが、非常に手間がかかるのです。ですがこの”手間をかける”という点が重要で、「手間をかけて調べたものだからこそ、記憶に定着する」と言われます。何かを覚える際に、苦労すればするほど、しっかりと自分の身になるということです。

イチから順を追って説明がある

参考書の類は、ピンポイントの説明だけで終わることなく、イチから順を追って説明していることが多いです。例えばプログラム言語学習の入門書などでは、開発環境を用意するところから始まり、基本的な関数の使い方や、応用的に学習問題が掲載されていることもあるでしょう。

順を追って説明があるということは、圧倒的に知識が足りていない新人の頃は、非常にありがたいことなのです。

信憑性がある

専門書として書籍化されているということは、出版社も著者名も公開されているため、一定の信憑性は保障されていると考えてもよいでしょう。

ただし技術的な問題になると、各種ソフトや製品のバージョンの違いといった理由から、古すぎる情報は参考にならないこともありますので、書籍での調べ物の際には、しっかりとバージョンの確認だけは忘れないようにしてください。

インターネットで調べることのメリット

スピードの速さと効率の良さ

インターネットで調べ物をすることのメリットは、何といっても「スピードの速さと効率の良さ」です。

現在は検索エンジンの精度も格段に上がっておりますので、検索窓に調べたいキーワードを入力して検索をかければ、すぐに自分が知りたい情報に辿り着くことができます。それに一番目のサイトで情報を満たすことができなければ、クリック一つで二番目のサイト、三番目のサイトへと遷移することも容易で、さまざまなサイトから情報を入手することが可能です。

参考書を購入する費用も必要ありませんし、自席を離れて本棚まで参考書を取りにいくこともありません。今まで1時間かけていた調べ物が、インターネットを使えば10分足らずで解決するなんてこともありえます。

仕事において効率化を求められる現代社会では、インターネットで調べ物をすることで、システムエンジニアとしての生産性を高めることができるのです。

参考書とインターネットで、どう使い分けるのか

参考書で調べること、インターネットで調べること、それぞれにメリットはありますが、仕事上でどう活かしていくかは、その使い分けが大事になってきます。

新しく覚えていくことは参考書をメインに

今まで知識は無かったけどサーバー構築に挑戦するとか、初めての言語に挑戦するなど、新しい分野を覚えていくときには、イチから順序立てて解説が記載してある参考書を利用するとよいでしょう。

あくまで始めは基本的なことから、そして徐々に深いところへと、段階を追うことで、スムーズに頭の中に入っていくはずです。もし新たに覚えていく分野でネット検索を利用すると、そもそもどんなキーワードで検索すればよいのかも分からなかったり、核となる重要な部分を漏らしてしまう可能性もあります。

新しく覚えていくための調べ物については、参考書をメインにして、インターネットは参考程度や補足情報程度の活用に抑えておくとよいでしょう。

既にある程度の知識がある場合はインターネットをメインに

既にある程度の知識がある分野の調べ物に関しては、インターネットをメインにすると、最も効率の良い仕事が行えます。

例えば普段使っているコンピュータ言語で、目的の処理を行うための関数について調べるとします。こうした場合ではインターネットでサクッと検索をかけて答えを知るのがベストです。その他にもエラーの原因を調べるときなど、エラーメッセージで検索をかけると、同じようなケースで悩んでいる多くの投稿を見つけることができます。そうしたページには解決方法も記載されていることが多く、まるっと自分自身の解決方法となることも多いです。

補足程度の調べ物の場合は、積極的にインターネット検索を行いましょう。

 

おわりに

イチから技術的知見を覚えるための調べ物には専門書籍を参考に。すでに技術的な基本は理解しており、補足的な調べ物であれば、インターネットを活用する。業務効率や、SEとして知識を深めるという点を考慮すると、こうした使い分けをすることを、おすすめします。

 


【記事を書いている人】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

開発系エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、物流、文教、自治体系の開発に従事。現在は営業・採用を主な業務としている。使用言語はVBA、VB.NET、Java。担当フェーズは設計~テスト。

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