システム開発の仕事はプログラムを組むだけではなく、設計書や仕様書などのドキュメント類をそろえるのも重要な作業のひとつ。そのドキュメントは正確性が大事なのは言うまでもありませんが、誤字や脱字がないことも気を付けなければならないポイントです。

せっかく苦労して用意したドキュメントも、誤字や脱字があれば、それだけでお客様の信頼を失ってしまうことにもなりかねません。

誤字・脱字が散見されるとシステム自体の信頼性を疑われる

設計書に誤字や脱字があったからといって、システムもバグが多く品質が低くなるとは限りません。エンジニアの立場で言うなら、多少誤字や脱字があったところで、実装する機能の中身が理解できれば問題ないのです。

しかしお客様の立場になれば、誤字・脱字が散見される設計書を用意してきたエンジニアに対して「果たしてこの人はちゃんとしたシステムがつくれるのだろうか」と考えてしまいます。つまり担当エンジニア自体や、そのエンジニアがつくったものに対して、信頼性を疑い不信感さえ生まれてしまうのです。

せっかく知恵を絞って難しいロジックを考え、お客様と調整しながら時間をかけて仕様書を用意したにもかかわらず、誤字・脱字という理由で信頼を失ってしまうのはあまりに馬鹿らしくありませんか。だからこそお客様に設計書等をご提出する前には、すべてのドキュメント類に対して、誤字脱字のチェックしたいものです。

新人のうちに誤字・脱字の重要さを理解させる

誤字・脱字を指摘するのは、指摘する側もできればしたくないものです。ともすれば「そんなことぐらいでいちいち・・」と言われてしまうかもしれません。

だからこそ誤字脱字の重要さは、新人のうちに教育しておくことが大事です。それになぜか新人のうちは誤字や脱字が多いもの。教育担当者もスルーするのではなく、しっかりと指摘してあげることが優しさなのです。

 

おわりに

誤字脱字を生まないように心掛けるのは、社会人としての基本スキルではありますが、エンジニアとしても決しておろそかにしてはいけないスキルです。単純なことほどミスをすれば、評価を著しく落としてしまうのです。

ついつい誤字や脱字そのままにドキュメントを提出してしまうという方は、それがお客様からの信頼を失ってしまっているという危機意識をもって、より慎重に仕事に取り組むようにしてみましょう。

 



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