システムエンジニアといっても、さまざまな人間がいます。現場で頼りにされるエンジニアもいれば、残念なことにメンバーから敬遠されてしまうエンジニアもいます。
SEとしての仕事ぶりにおいて「この人と仕事するのはちょっと嫌だな・・」と思われてしまうようなエンジニアの特徴は、下記の記事にて以前ご紹介しました。
そして今回は「業務態度」という面で嫌われてしまうエンジニアのタイプをご紹介したいと思います。こうしたことは周りの人間は頭では思っていてもなかなか口にはしないので、思い当たる節がある方は要注意です。
業務中に寝る
まず業務中に寝るのはもってのほかです。人間ですのでついつい睡魔が襲ってきてウトウトしてしまう気持ちも分からなくはないですが、寝るのはアウトです。もし業務に集中できないのであれば、集中できる仕事を優先して睡魔を払拭することや、顔を洗って眠気を覚ますなど、なにかしらの対策を取るべきです。
そもそも給料は労働の対価として会社から支給されるものですので、業務時間中は業務に専念する義務があるのです。眠っていると業務を遂行することができませんし、あまりにひどいと上長やマネージャーから注意されるでしょう。
睡眠障害という理由で眠ってしまうのは仕方ないことか?
業務時間中に頻繁に眠る人に原因を聞くと、結構な割合で「睡眠障害で・・」という答えが返ってきます。
無呼吸症候群や夜間不眠症などがあるのですが、”障害”として医師からの診断を受けている以上、周りの人も何も言うことができません。しかし心の中では「皆が仕事に励んでいる中、一人だけ寝るな!」と思っている人は多いことでしょう。
しっかりと治療に専念して、業務に支障がでないように生活習慣を改める努力をしていきましょう。
タバコ休憩を取りすぎる
年々喫煙者の数は減少傾向にありますが、まだまだ喫煙者も一定数存在します。昨今では職場内でも完全に分煙されている環境が当たり前で、タバコを吸いたいなら自席を離れて喫煙所まで移動しなければなりません。
完全な非喫煙者であれば、なぜ喫煙者はタバコを吸うという名目で休憩を取ることが許されるのか!? とこの時点で憤りを感じるかもしれません。ただし中には適度にタバコ休憩を取るぐらいなら「まぁしょうがないか」と、ある程度大目に見る人もいることでしょう。
しかし喫煙者の中でも「ちょっとどうなの・・」と思う人もいて、それは喫煙所に四六時中入り浸っているような人です。一度タバコ休憩に入れば20分ぐらい戻ってこない人とか実際にいます。それが一日に何回もあるわけですから、「いったいいつ仕事してるんだ」という気持ちになってしまいます。
喫煙者本人の言い分としては「喫煙ルーム内で円滑なコミュニケーションが行われる」と主張します。確かに会議の場よりも喫煙ルームの方が率直な意見が出やすいのは事実ですが、それでも非喫煙者からしたら長時間喫煙ルームに入り浸る行為は良くは思わないでしょう。
独り言がうるさすぎる
エンジニアは結構独り言が多い人種です。プライベートではそんなことはないのでしょうが、仕事中においては「うそだろ!」とか「分からないなぁ・・」など、ついつい感情を言葉に出してしまう人もいます(もちろん無言で仕事に取り組む人もいます)。
あまりにも独り言が多かったり、声が大きかったりすると、非常に迷惑です。ともすれば周りのエンジニアは自分に話しかけられていると勘違いして、ついつい反応してしまいます。
自分一人のための職場ではありませんので、ある程度は周りの人に配慮することも必要です。
ガムをくちゃくちゃ噛む
ガムをくちゃくちゃ噛む音が不快で、クレームが出た現場があることも実際の話です。もしかするとクレームを出した人は、ガムを噛んでいた人自体を好いていなかったため、ガムを噛む音にまでイライラしたのかもしれません。
自分の何気ない行動が、実は相手にとって不快な思いをさせていることもあります。ガムを噛むことが悪いわけではありませんが、できるだけ口を閉じて音を出さずに噛むようにしましょう。
貧乏ゆすりがひどい
机に座りながら作業することの多いエンジニアですが、貧乏ゆすりがひどいと、机を横並びにしているエンジニアや向かいのエンジニアの席も揺れてしまいます。
貧乏ゆすりはストレスがたまっているとしがちになるとも言われています。多忙が続くとストレスもたまっていきますが、貧乏ゆすりという行為で解消するのではなく、別の発散方法を見つけたいものです。周りの人の気持ちとしても、決して気持ちの良いものではありません。
遅刻や無断欠勤をする
もはやエンジニアだからどうというわけでもなく、社会人として遅刻や無断欠勤はいけません。前日に飲みすぎて二日酔いがひどく、生産性が悪くなることが予想できたとしても、時間通りに自席にいることが案外大事だったりします。
時間は誰にでも平等に与えられるものであり、その時間を守れないということは、仕事人としての信頼を落とすことにつながります。誰にでもできることだからこそ、しっかりと守ることが大事なのです。病気や怪我で欠勤することは仕方ありませんが、必ず事前連絡は入れるようにしましょう。
プロジェクトで動いている場合、メンバーの作業が遅れるとチーム全体の工程に影響が及んでくる可能性もあります。遅刻も自分だけの問題ではないことを頭に入れておきましょう。
おわりに
業務態度の悪いエンジニアへの悪口のようになってしまいましたが、表立っては口にしなくとも、案外周りの人はこう思っているものです。
プロジェクトチームで開発案件をまわしていく以上、人間関係も大事ですので、仕事ぶりだけではなく、業務態度も気をつけるようにしましょう。
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