2020年も4月をむかえ、いよいよ2020年度がスタートしましたね。例年であれば4月から働き出す新社会人たちは期待に胸を膨らませながら初出社をむかえるところですが、今年は様子が違います。

新型コロナウィルス(COVID-19)の流行に伴い、ソフトウェア業界の先行きにも暗雲が立ち込めるようになりました。もちろん人命優先は言うまでもないですが、経済的な影響を考慮して当社としても今年度の計画は練り直していかなければなりません・・

景気後退は予測していたけれど・・

2020年は東京オリンピックが開催される予定でしたので、オリンピックが終わる秋口からは徐々に景気が後退していくことを予測して、その対策をどうしようかなということは数年前から考えて動いておりました。たとえば「営業を採用しようかな・・(一度だけ採用してみたけど)」とか「今のうちに各人の開発スキルを高めておかないとな」といったことを。

ですがまさか2020年の初頭に戦争でも貿易摩擦でもなく、未知の感染症によって私たちの社会システムが致命的な打撃を受けるとは思ってもみませんでした。想定していた時期も早いですし、急打撃となりました。

これから先確実に不況はやってくるでしょうが、企業として生き残っていくためには変化に順応しなくてはいけません。当社としてもこんな時勢だからこそ、柔軟な動きを取っていければと思っております。

採用計画

いったん採用計画については白紙ですね。

新型コロナウィルス終息の目処が立ちませんし、おそらく1~2年は影響を受け続けることになる可能性も高いです。そのため2021年卒の新卒採用に関して、どうしても積極的には動けなくなってしまいます。

システムエンジニアという職業は技術職です。愚直に開発業務に取り組みながら成長していくもので、入社数ヶ月で即戦力というわけでもありません。しっかりと1人前に成長してもらうまでの期間は会社としてもある意味投資期間となります。

若い子を一人前のSEとして育てるということは、それ自体社会的意義のあることではありますが、ひとまず今年度の新卒採用活動は自粛させてください・・

テレワーク

各プロジェクト先に常駐しているメンバーは、各プロジェクトのガイドラインに従いつつ順次テレワークに移行することが多くなってきました。緊急時の対応のため自前のPCを利用したり、PCが付与されたり対応も個別ケースに応じて柔軟に対応する形ではありますが。

ただし弊社では民間だけではなく自治体関連のシステム開発・保守業務の割合も高いです。自治体業務となるとどうしても不要不急というわけにはいきません。環境面の問題でテレワークに移行できないこともあったり、客先(各自治体)でのシステムメンテなどになると現地作業となってしまいます。

新型コロナウィルスが終息したとしても、これからはテレワークによる在宅勤務も増えてくるかもしれません。できるだけ早く社内のガイドラインも定めておきたいところです。

昇給とか賞与とか

賃金に絡んでくるところは切実な問題ですよね。

4月は当社もその他の企業と同様に昇給時期です。ですが昇給に関しては景気の波を考慮すると将来的な賃金設計に影を落としてしまいます。長期的に物価指数が変わってくるのであれば別ですが、今回の4月の昇給水準に関しては例年通りとする予定です。

賞与に関してはどうなのか・・ですが、うーん・・今のところは何とも言えずです。ですがしっかりと業務を頑張っている者はちゃんと報われるような水準にはしたいな・・とは思っております。なんとも歯切の悪い言い方で申し訳ないです。

とにかく柔軟な対応を

新型コロナウィルスに関しては、日本政府の対応としても月ごと、週ごと、日ごとに目まぐるしく変わっていく中で、弊社としても対応できることは柔軟に動いていければと思っております。

今年度の計画は保守的になってしまうかもしれませんが、今だからこそできること、やっておくべきことを考えながら、2020年度も走って行きたいと思っております。

 



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