先月のことですが、当社としては初の試みである「経営方針発表会」を行いました。当社は9月決算になりますので、ちょうど期の変わり目である10月に前期の振り返りをしつつ、今後のビジョン・行動計画を共有する会を開いた形になります。

今回はそのご報告です。

 

なぜ実施したか

昨今は「VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった造語)」という言葉もあるように、非常に不確実性の高い世の中になっております。

大企業だとしても倒産するような時代、本当に我々の社会人生活は何が起きるかわかりません。企業自身もより柔軟性高く、時代に沿った事業計画や、企業内価値観の醸成をしていかなければなりません。そして自身の将来やキャリアについて不安を感じる人も多いことでしょう。

そのため会社としての方針発表を明示することで、少しでも安心して働く環境を用意しつつ、モチベーションを高めていくことを目的として、実施しました。

 

33期の振り返り

まずは前期(33期)の振り返りを行いました。良いも悪いもいろいろあった1年でした。良い点としては以下のポイントが挙げられます。

  • 某PJでは複数案件を消化
  • アプリ開発は新規案件受注(ネイティブ開発のナレッジ習得)
  • 自治体系開発は今後に向けて体制化
  • 賞与総支給は4か月分達成
  • 黒字見込み

多忙を極める中でも、会社として新たなナレッジを獲得できたのは大きかったです。また賞与も通算4か月分を支給することができたことも褒めてよい点でしょう。利益もしっかりとあげながら33期を締めくくることができて良かったです。

ただし反省点があることも事実です。特に33期は人的資本に力を入れようと、人材開発室を設置しました。しかし担当者の退職により断念してしまいました。

現時点で人材開発室を新たに設ける予定は立っておりませんが、決してHR領域を軽視しているわけではありません。形として人材開発室はなくても、人的資本への投資をしっかり行うことで、身体愁訴などメンタルに不調を及ぼすような事象をなくし、より能力を開発できるような環境づくり・働き方の実現をしていくつもりです。

 

34期、今後の目標

34期に関しては某PJでサーバーリプレース案件があったり、カットオーバーをむかえるシステムがあったり、手がけているアプリはユーザー増を狙う施策を打ち出したり、細かい目標は複数あります。

その中でも大目標として「”ソフトウェア企業”から”テック企業”へ」という目標を掲げました。

AI技術の急速な発展や、ITエンジニアという職業の人気化などもあり、今後はただソースコードを書くだけのプログラマの価値は著しく低くなっていくことでしょう。業界自体の収益性が下がることも予想されますし、現状のままではあまり良い未来ではないかもしれません。

そのため当社としては従来の「ソフトウェアを構築する」という意識から「テクノロジーの力で顧客のIT分野における課題を解決する」ということを、我々のミッションとして捉えていきます。先端ITの分野を追求することで、当社だからこそできる領域を作り上げていきます。その効果として、長期的キャリアと処遇の向上を実現していきます。

施策としても「R&D(研究開発)部門の活用」「営業部設置」「積極的広報活動」を用意していますので、それらが未来につながるように、しっかりと成果を残していきたいと思います。

 

おわりに

今回は第1回目の経営方針発表会となりましたが、会社の”これから”を共有する会として、非常に良い場になりました。来年も開催したいと思います。

第2回目でも、良い報告ができるよう、34期目も邁進していきます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。



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