DX対応。ビジネスシーンにおいてはトレンドワードどころか、もはや当たり前ワードのようになっていますね。人口減少に伴い、生産年齢人口(15-64歳)が減少している日本において、もはや昔のように「マンパワーで乗り切る」みたいなことは難しいわけです。

そこでAIの登場! AI技術が進化したおかげで、AIの可能性はかなり広がっています。企業としてはAIができる作業は、わざわざ人が作業する必要はなくなっています。これからのことを考えるなら、もはやAIを使う以外に手はないのです。

日本企業は生産性が低いなんてことも言われますが、これからは上手にAIを動かして、生産性の高い企業にしていきましょう。

 

システム導入と何が違うか

人の作業を機械が代替するというのは、以前から「システム導入」ということで実現されていたわけです。しかしAIはシステム以上のことを処理してくれる。という違いがあります。

従来のシステム導入は、あらかじめプロセスが決まっている業務をシステムに落とし込み、自動化させるものでした。例えばレジシステムであれば、商品それぞれに価格がつけられているので、それを足し算していくだけですよね。ほかにも勤怠管理システムや生産管理システム、会計システムなどなども、すべてマニュアルとして落とし込めるような業務です。

しかしAIは「考える」ことができます(少々語弊があるでしょうが、今回はわかりやすく「考える」と言います)。情報をまとめたり、提案をしたり、従来のプログラミングされたシステムではできなかったことができるようになります。業務でいえば人の意思決定に関するところまで、AIがサポートしてくれるのです。

そのためシステムとAIは別物とお考えいただければ大丈夫です。

 

AIを導入するってどういうこと?

AIというものは単体ではなく、何かしらの指示を与える必要があります。人間も賢い人も存在するだけでは価値がなくて、何か指示や役割を与えないと、パフォーマンスを発揮できないですよね。それと一緒です。

そのため企業にAIを導入するということは、AIをセットにしたシステムを導入するという意味になります。

そこで、AIが動くシステムとしてもっとも有名なのはOpneAI社の「ChatGPT」でしょう。

ChatGPTだけでもかなり人の業務をサポートしてくれます。よく分からないことを質問したり、メール文章を考えてくれたり、打合せの議題を出してくれたり、言葉を翻訳してくれたり。もはや使わない手はないです。

ただ企業が独自でもっているデータを使ってAI処理をしたい場合だったり、特定のシチュエーションでAI処理したい場合は、ChatGPTだけでは問題解決にはなりません。独自のシステムに対して、特別にチューニングしたAIプログラムを入れることになります。

AIモデル自体は独自のモデルを使っても良いですが、よほど専門性に特化したものでない限りは、昨今の生成AIで話題になっているGPTなどの既存モデルを使うとよいでしょう。その方が汎用性とアップデートの面で優れています。

 

APIを利用したりオープンソースを利用したり

GPTをはじめとした既存LLMモデルAIを利用するのであれば、APIを利用するのか、オープンソースを利用してクローズドな環境でシステムを構築していくのかを決めていきます。

セキュリティ面のことや、開発予算、保守対応、どんな機能を使うのか、などを考えながら決めていくことになります。おそらくこのあたりはユーザー側では判断しがたいところなので、開発会社と打合せを重ねながら、決定していくことになるでしょう。

 

おわりに

DX対応ができるできないは、企業の成長や利益率という問題にも影響を及ぼします。そのため企業にとって業務効率を高めること、省人化を進めることは、人口減少の時代において、とても重要な経営課題となるはずです。

まずはChatGPTから利用することをお勧めします。その上で業務上の特殊な作業が必要な場合や、複雑な処理を機械に任せたい場合には、既存のシステムだけで満足することなく、AIを組み込んだシステムにバージョンアップすることで、DX対応を進めていきましょう。