企業もある程度の規模になって考え始めるのは、ITソリューション。つまりITの力で困りごとを解決するということ。業務のIT化と言うとあまりにも漠然としすぎていますが、つまりはなにかしらのシステムを導入して利便性をあげたり人件費の削減を狙います。システムを入れる意味についてはこちらの「企業にとって人的業務をシステム化する意味や目的とは」をご覧ください。

ではシステムの導入は誰にどのようにして依頼すればよいのか、他業界の方には分からないことも多いかと思いますので、当記事でご説明していきましょう。

大規模システムの開発なら大手システムインテグレーターに依頼

東証一部に上場しているような大企業の場合、複雑に業務が絡み合っていることも多く、自然とシステムの開発規模も大規模になってきます。開発予算も数億円から数十億、数百億ともなれば、大手システムインテグレーターに依頼するのが一般的。

システムインテグレーターとは開発案件を受注して、管理していく会社のこと。開発自体はシステムインテグレーターが単独で行うわけではなく、いくつかの下請け企業と一緒になって開発を進めていきます(建設業で言うところの鹿島建設や大林組などのゼネコンを思い浮かべていただくと分かりやすいかと)。

システムインテグレーターと呼ばれる企業には以下のような会社があります。

  • 日立製作所 またはその系列
  • 富士通 またはその系列
  • NEC またはその系列
  • TIS(独立系ベンダー)
  • 大塚商会(独立系ベンダー) などなど・・

結局は下請けに出す作業が圧倒的に多く、システムインテグレーターの主な仕事は管理になってしまいがちですが、それでも会社の格や信用度という点で見れば、東証一部に上場している企業なら、大手システムインテグレーターに相談するのが通例でしょう。

中規模以下のシステム開発なら、中小ソフトウェアベンダーに直接依頼

開発規模が数百万~数千万ぐらいの中規模以下の開発案件であれば、中小ソフトウェアベンダーに直接依頼すればよいでしょう。先に説明した大手システムインテグレーターに依頼するのも悪くありませんが、管理費用ばかりが高くついてしまい、コスパ的にはおすすめできません(大手システムインテグレーターに依頼しても、結局作業するのは中小ソフトウェアベンダーですから)。

知人のツテなどがあれば、それを利用して依頼するのもよいでしょう。もしなければウェブサイトでシステム開発を行っている企業を探して、直接連絡してみましょう。お客様からのお問い合わせですから、ソフトウェア企業もずさんな対応はしないはず。まずはお気軽に電話なりメールなりで問い合わせることからスタートです。

それに中小のソフトウェアベンダーも開発現場の管理ができないわけではありません。品質という意味では、大手システムインテグレーターに依頼する場合と、遜色ない程度の高品質のものをご提供します。

お見積もりにはヒアリングが必要になります

お客様としては早々に見積もりがほしいとは思いますが、正式なお見積もりをご提出するには、お客様がどんな業務をシステム化したいのかを確認する必要があります。

まずはお客様のご要望を洗い出し、それをシステム化するにはどのぐらいの開発期間が必要かを算定した上で、御提案書なり御見積書をご提出し、受注にいたります。

 

おわりに

事業規模の拡大に伴いシステムを導入しようかと考えている企業様は、以上のようなことを参考にしていただければと思います。それに当記事を書いております当社も、業務系ソフトウェア開発を得意としているソフトウェアベンダーでございます。

システムコンサルティングから開発依頼まで幅広く承っておりますので、いつでもお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

 



【株式会社キーシステム】

株式会社キーシステムは、AI活用やスマートフォンアプリ、XR領域の開発において先端IT技術を駆使するテック企業です。最新の技術トレンドに迅速に対応し、SaaS系アプリの開発から業務システムまで、クライアントワークおよび自社アプリケーションの開発を行っています。

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